シンバネットワークの中核事業会社で、総合物流業の㈱あんしん(本社:浦添市西洲2-7-4 代表取締役 会長 安里享英、以下「あんしん」)は、平成27年より戦略的パートナーシップを締結している台湾大手物流会社の華岡集團(英語表記:Wagon Group 本社:台北市南京東路3段103號7樓 代表取締役社長洪清潭、以下、 「ワゴングループ」)と連携し、中国・東南アジアむけの「沖縄・台湾ダブルハブ物流パッケージ」および販売元・販売先(生産者)のマッチングサービスの一環として、台湾内の観光・免税特区むけの物流を開始しました。
両社は、平成27年に沖縄と世界有数のハブ港を有する台湾が連携し、沖縄、台湾を起点に日本本土、中国や東南アジアへ展開する物流サービスを「沖縄・台湾ダブルハブ物流パッケージ」と命名。同サービス提供に向けて市場開拓し、沖縄県が開催するイベントに参加したところ、同サービス第1弾として台湾大手旅行会社の易飛網國際旅遊諮詢服務股份有限公司(以下、「ezfly」)の子会社で10月 27日に台湾の離島(連江県馬祖島)に免税店をオープンさせた飛買家股份有限公司(本社:台北市衡陽路 51號二樓 之1 代表取締役 周育蔚、以下、「TTB」)むけ貨物を9月20日に那覇港から輸出しました。
台湾西部に位置する島々で構成される連江県馬祖島は5つの島々から構成されており、台湾政府の離島振興策の一環として観光誘客に力を入れています。馬祖島は、中国からの観光客が月間2万人(年間24万人)、台湾本土からの観光客が月間15万人(年間180万人)、合計月間17万人、年間204万人も訪れる台湾を代表する観光地の一つです。
馬祖島においては、中国福建省からの中国人観光客に対して、渡航前ではなく到着後にビザの申請が特別に許可される特区「小三通と、片道大人「約2,500円(所要30分)、約5,000円(所要90分)」という手軽さにより中国人観光客が順調に増加しており、関税や消費税が免税され中国や台湾本土よりも安く商品を購入できる特区にも指定されています。旅行会社のezflyはこの点に注目し、中国の旅行会社と連携し多くの中国人観光客の誘客はもとより、Travel To Buyという意味の子会社TTBを設立し、免税販売の免許を取得。中国人、台湾本土の観光客が事前にTTB特設ホームページから日本商品を注文し、馬祖島に観光で訪れた際、日本商品を受け取ることができる、という台湾初の日本商品を中心に取り扱う免税店をオープンさせました。現地でのオープニングセレモニーは、台湾連江県馬祖島、中国福建省の行政関係者が参加のもと盛大に催され、弊社も参加してまいりました。