2021年10月に着工し、約1年6ヵ月の工期を経て、延床面積61,968.35㎡(約18,745坪)の「あんしん総合流通センター」が開所致しました。当センターは、次世代の社会インフラである物流施設、データセンター、再生可能エネルギーと関連テクノロジーのビジネスビルダーであり、施設の開発・運営を行う日本GLP様とあんしんが協働で開発を進めた先進的物流施設「GLP沖縄浦添」を、あんしんが一棟全体を「あんしん総合流通センター」として活用します。
沖縄県は、世界に冠たる観光地であり、全国で唯一の島嶼県ですが、当センターは、高いクオリティの物流機器や物流システムはもちろんのこと、沖縄県に最適な人財と自動化のハイブリット物流を構築しております。今後、当センターが、「沖縄本島全域を網羅するマザーセンター」、「宮古島・石垣島等の離島への供給センター」、「南九州等の本土のサテライトセンター」、そして「国際物流センター」として、物流におけるあらゆる機能提供により、沖縄県経済の発展に少しでもお役立ちできればと考えています。
<あんしん総合流通センター外観写真>
【当センターの立地】
・ 沖縄県の物流の玄関口である那覇市に隣接する浦添市に立地し、浦添北道路・臨港道路浦添線の開通により物流施設に適したエリア。
・ 重要港湾の那覇港から車で約15分(約6.4km)、那覇空港からは約20分(約12.5km)、また沖縄自動車道「西原IC」まで15分(約6.0km)と物流拠点として優れたアクセスを有し、県内の広域配送拠点に最適な立地。
【当施設の特長】
・3階へのスロープを設けることで、2フロア(1-2階、3-4階)での効率的なオペレーションを可能にするとともに、バースの設置階である1・3階はブレースのない構造とすることで、搬入出業務の効率化を図る。
・垂直搬送機や荷物用エレベーターの設置により縦搬送能力を強化。床荷重は重量物や大型パレットに耐えうるものに設定し、1階全体の床荷重は飲料の保管に適した設計。
・駐車場265台を用意し、周辺エリアからの通勤アクセスの利便性を確保。
・ 就労環境への配慮として、カフェテリアの整備や展望デッキを設置し、快適性の向上を図る。
【当センターのサステナビリティ】
・ BCP対策として、非常用発電機および電気室を上層階に設置するなど、万一の高潮などへの備えにも対応。
・ 防錆や防風・防水対策など気候風土に合わせた設計を行い、施設の高い継続使用性を確保し、あんしんの業務の継続に寄与。
<施設写真>
【当センター概要】
所在地:沖縄県浦添市牧港5丁目1074番13、35
敷地面積:28,905.00㎡(約8,743.76坪)
延床面積:61,968.35㎡(18,745.43坪)
構造:地上4階建て、耐震・鉄骨造
着工:2021年10月
竣工:2023年2月
認証:CASBEE(新築)認証(予定)、ZEB Ready認証
設備:貨物用エレベーター4基、垂直搬送機12基(1・2階、3・4階分割運用)
システム:貨物管理システム(WMS)、トラック受付予約システム等
トラックバース数:78台(4t車の場合1階43台、3階35台)、49台(10t車の場合1階28台、3階21台)
駐車場:265台