■あんしん ×JSL×タカダ 「特定技能制度を活用した外国人ドライバー採用に関する協定」を締結

2025年5月1日、株式会社あんしん(本社:沖縄県浦添市、代表取締役:安里 享英、以下「あんしん」という)は、JSL日本アカデミーを運営する株式会社JSLインターナショナル(本社:沖縄県浦添市、代表取締役:島尻 昇、以下「JSL」という)及び株式会社タカダのグループ会社である株式会社波之上自動車学校(本社:沖縄県那覇市、代表取締役:髙田 聡、以下「波之上自動車学校」という)及び株式会社第二波之上自動車学校(本社:沖縄県浦添市、代表取締役:髙田 聡、以下「第二波之上自動車学校」という)は、トラックドライバー不足の解消を目的とした「特定技能制度を活用した外国人ドライバー採用に関する協定」を締結いたしました。

本協定は、特定技能制度を活用した外国人トラックドライバーの受け入れを促進し、4社それぞれの強みを活かした安全かつ効率的な採用体制・人材育成を確立することで、沖縄県内の物流業界における人材不足の解消に寄与することを目的としています。

<取り組みの背景・目的>

沖縄県においては2022年以降、3年連続で人口減少や高齢化の加速、加えて物流業界においては「物流2024年問題」に伴うドライバー不足が深刻化しており、あんしんとしても人材確保が喫緊の課題となっています。こうした状況を踏まえて、政府は2024年3月、特定技能制度に自動車運送事業を追加することを閣議決定いたしました。

本協定は、ネパール人が全国的にも多く在留している沖縄県の特性に着目し、ネパール人留学生等を対象に日本の交通安全に関する知識やスキルの習得・向上を支援し、あんしんでトラックドライバーとして活躍する人材の確保や育成等に繋げていくことを目的としています。

各社の協定に関する役割>

浦添市内に本社や拠点をおくことでよりスムーズな連携が図れることを考慮し、本協定における各社の役割は、ネパール人留学生等が多く在籍するJSLが日本語教育や生活指導等を担う。また、ネパール人留学生等の要望を踏まえ、普通免許は「波之上自動車学校または第二波之上自動車学校」、準中型免許は「波之上自動車学校」で取得できるよう支援体制を整備し、あんしんがそれらのプロセスにおける各種支援や採用を行うことにより、特定技能外国人トラックドライバーの採用を推進してまいります。

  • JSL

①ネパール人留学生等の日本語能力向上支援

・日本語能力試験(JLPT)N4合格に向けたサポートを実施する。

②技能評価試験合格支援

・過去問等を活用した学習支援を行い、合格に向けてサポートする。

③トラックドライバーへの就職支援

・あんしんと連携し定期的な企業説明会を開催する。

・入学前面談での就職希望の確認を行う(トラックドライバー希望者の把握や発掘)。

  • 波之上自動車学校及び第二波之上自動車学校:

①免許無→準中型免許取得までの支援

・普通免許は「波之上自動車学校または第二波之上自動車学校」、準中型免許は「波之上自動車学校」で取得できるような支援体制を整備することで、スムーズな免許取得を支援する体制を整備する。

②外国(ネパール等)免許→外免切替時の安全講習の実施・支援

・外免切替後においてもより安全なドライビング技術等を習得することが重要であるとの観点から、日本の交通安全ルールや運転スキルの向上を目的とした安全講習を実施する。

  • あんしん:

①4社間の連携及び受け入れスキームの確立

・JSL、波之上自動車学校及び第二波之上自動車学校と連携し、ネパール人留学生等のスムーズな採用・育成・入社のプロセスを確立する。

②各種支援の活用及び新設の検討

・あんしんの免許取得制度を活用し、免許取得費用を全額支援する。

・あんしんの社員寮を活用し、家賃を補助する。

・今後、ネパール人留学生等の要望等も踏まえて、あんしんへの入社を前提とした学費等の支援を検討する。

<今後の展望>

本協定は、4社が連携して特定技能制度を活用した外国人ドライバーのプラットフォームを整備することにより沖縄県内の同業・異業の連携が生まれ、それらのシナジーによりネパール人留学生等が活躍する機会のさらなる創出とトラックドライバー不足の解消に繋がる取り組みが加速化することを期待しています。

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